私は小さいころ田舎に住んでいて、住んでいた地区は山を切り開いて作られたところで、町営のアパートがたくさん並んでいるところでした。私の家は一軒家でしたが、地区の5分の4くらいはアパートだったと思います。同級生は自分も入れて3人しかおらず、そのうちの一人は私と同じ名字で、小学校入学を機に仲良くなりました。その子の家はアパートで、山の上のほうだったので、階段をたくさん上って行かないといけなかったですが、毎日のように遊びに行っていました。そしてもう一人、一つ下の学年に仲がいい子がいて、毎日のように3人で遊んでいました。登校の時は班が決まっていたので一緒には行けなかったですが、下校は毎日一緒でした。約40分くらいのなかなか長い道のりを、楽しくおしゃべりしながら帰っていました。昨日の晩御飯の話、おもしろかったテレビの話、兄弟の話…同級生の子はおとなしい子で、私の話をよく聞いてくれました。一つ学年が下だった子は結構気の強い子で、私はその子には弱かったと思います。ある日、学校で違う友達に言われました。「3人の中で誰がリーダーなの?」と尋ねられ、私たちは学校帰り、リーダーと思う子を指さすことにしました。その結果、なんときれいに3人バラバラだったのです。私は一つ学年の子、同級生の子は私、一つ学年が下の子は同級生の子を指さしていました。そのため、この話はここで終わりになり、その後私たちがその話をすることはありませんでした。今思えば、性格がばらばらだった私たちは、見事な力関係でバランスを保っていたのだと思います。今はその子たちとは離れてしまい、会うことは全くなくなってしまいましたが、小学校のころの大切な思い出です。